釣りバカ

toshiaki_yamai2004-08-04

不動産業者を何名か混ぜて仕立て船「池田丸」が6時半、鎌倉腰越から出船した。釣り船での釣りは初めてなので、何の要領も得ない。故郷下関ではもっぱら磯釣り、こちらに来てからシーズンになると、横須賀から大磯までの砂浜からキスを狙って投げ釣りをした程度だ。そんな初心者にベテランは、クーラーボックスだけを持参すれば良いとアドバイス、その通りにした。竿は横浜支部長に借りた。クーラーボックスに船宿が氷を詰めてくれた。来がけに買ったペットボトルのお茶が最初に入る。もう魚の入る余地はないがと思いながらも乗船、時間通り全員そろってさあ出発。
船はまず茅ヶ崎烏帽子岩周辺に行く。船に用意されたカマス用の仕掛けをセットし開始の合図を待つ。船長の「どうぞ」の声から一斉に竿を下ろす。カマス釣りには餌が要らないらしい。仕掛けについているとうもろこしのひげみたいなものにかかるらしい。しかし、来ない、何も来ない、魚がいない、そんな時間が過ぎていく。初心者の俺だからかな、と思ったが隣のベテラン支部長にも来ない。と、そのうち俺に来た。小さな鯵がかかった。とても小さいが船釣り最初の釣果だ。
船釣りの良いのは、ポイントを探りながら移動して必ず釣果を持たせてくれるのだということが分かった。烏帽子岩周辺を何回か探り、たいした獲物もないとなると今度はこませ作戦をとってくれる。オキアミのこませを仕掛けて鯵狙いに変えたとたん、かかるはかかる。こませを使い始めたら、隣の支部長は入れ食い状態。竿を上げるたびにイサキが二枚ずつ掛かっている。何分もしないうちにクーラーボックスが一杯になる。
良い形の鯵がかかるポイントに来た。支部長が相変わらず好調だ。やはり、業があると知った。十分楽しめたと思ってた俺に、最後に教えてくれた釣り方「底に着いたら一巻き、二回あおってこませを泳がせる」そうだ。言われたままにこませをセットして錘を底まで沈めた。一回巻き取って、二回大きくあおり、こませをばら撒いた。なんと、いきなり来るではないか、良い形の鯵が。終了間際に、やっと船釣りで、獲物を得る方法を教わった。
とても楽しい初体験でした。

PS:写真のおやじは私ではありません