大きなうちに大きな家族

最近の建売、小さくありませんか？２０坪足らずの敷地に３階建て、いくら安いからって、長く住めますか？良いんだよ、買え替えるから、って言うじゃない？買い換えるたって、そんな家中古では売れませんから、、、残念！
以前書いたことがあるが、駅から徒歩圏で、年収３００万から４００万円、頭金２００万円くらいの住宅一次取得希望者をターゲットにするとどうしてもペンシル住宅になる。それは、質の悪い中古には目が行かず、何はなくても新築が欲しいという人たちが多いからだ。銀行も、新築なら少々割高な評価でも楽にローンを出す。取得は簡単、築１０年後からにっちもさっちも行かなくなる。買い替えを希望しても売却は難しいだろう。二束三文、土地代から解体費を引いたくらいが相場になる。
現在日本の総世帯数は４７００万、対して住宅ストックは５４００万戸を超える。すでに住宅は余っているのだ。これからは、質のよい住宅に長く住む方がよい。スクラップに晒される住宅を持つために長いローンを組むことはない。
先のペンシル住宅を買う予算で、５０坪くらいの敷地で、大きなお家に住むことは可能だ。定期借地権を利用すればよい。金融機関もようやく定期借地権にローンをつけるようになった。
大きなお家に子沢山、これから目指すのはこれしかない。そのためにも、少子化対策、特に育児負担をどうするか、三代仲良く暮らせる環境づくりなどさまざまな視点からの施策や、業界の戦略が必要となる。
大きなお家を持っていただくために、頑張るぞっと。