ふざけた人事

BSE問題、吉野家の牛丼問題とも言おうか、アメリカの新たな日米貿易摩擦制裁問題まで引き起こした張本人が、チェコの大使として赴任する。
農水省事務次官の熊沢英明氏は、BSEの日本上陸で、調査委員会が指摘した「重大な失政」に深く関わる人物。1996年にWHOの警告を受け流し、肉骨粉の法的な規制を怠った畜産局長だ。WHOが、日本はBSE発生危険度が高いという警告を握りつぶし、日本は安全と言い放った。直後に日本で最初のBSE感染牛が見つかったが、何も説明せず、なんと9千万円もの退職金を受け取って退職した。その後食肉関連団体に天下ろうとしたが果たせなかった。
なぜ、失政の当事者を大使に任命してしまうのか、日本の何処かがおかしい。当分吉野家の牛丼はお預け、そのうちにチェコから、安い牛肉が入るかもしれない。