私とベイスターズ

 いまさらという感じもするが、昨日まで絶好調のベイスターズ、今日は負けてしまったが、今書いとかないと今年もどうなるか分からないからね。
 と言うのも、2004年5月1日、ちょうど今頃、首位になったことがあったのだ。ベイスターズが、ホエールズだったときからのファンである私には、春先の首位など当たり前のことであった。何たって、前年最下位をうろちょろしているチームに主力投手をぶつける殊勝なチームはないわけで、どちらかと言うと4番手、5番手の投手でも勝てるだろうと舐めてかかってくる。4番手、5番手の投手なら勝てるよ、5割以上は。そんな調子で勝ち星を稼いで首位に立つと、相手もほっとけないと主力投手をぶつけ、か弱い我がベイを潰しにかけてくるわけで、その結果、夏からはいつもの低位置(定位置)に居座ってしまう。
 「今年は、違うぞ」といつも思う。でも、またまた低位置。
 そもそも、前身の大洋ホエールズは、下関に本拠を置く大洋漁業のチームであった。下関出身の私は、生まれたときから大洋ホエールズファンだ。小学生のとき、クラスで、巨人ファンと大洋ファンが対決した。ちょうど同数で引き分けとなったくらいホエールズファンがいた。西鉄ファンもいたけど、少数派だったと思う。大洋漁業は東京に本社を移し、大洋ホエールズも関東川崎球場に本拠を移した。
 私は、ホエールズを追っかけるように東京に出て、そして大船を本拠にした。川崎球場にも出かけ応援し続けた。1964年の優勝は13歳だった。桑田、秋山、憧れの選手がいた。98年の優勝は横浜で味わった。セリーグって6チームしかないのに、何で34年も優勝できないのだろうかと、思ったこともある。
 98年の優勝のときは権藤監督だった。だけど、そのチームを作ったのは間違いなく大矢現監督だ。
 毎年低位置のホエールズ、今年期待できるのは大矢監督が、戻ってきてくれたからだ。マルハが球団経営から手を引き今はTBS、どちらかと言うとフジ系列だったチームが、牛島監督を選んだことは分かるが、大矢監督でチームが生まれ変わるという状況がありありとして分かる。権藤さんも、牛島さんもよかった。大矢さんはもっといいような気がする。
 今日は、中日に負けた。2004年は、首位に立ってその後3連敗で落ちて行った。せめて5月22日から始まる交流戦まで5割を保っていただきたい。春先にいつも優勝をあきらめさせられた、おいらのために、今年こそは頑張って、頂戴!