ビル再生

生活できる事務所

 芸術家の集団、はたまたリフォーム屋さん?
 かのドラッガーは「適切」か「卓越」かを論じた。リフォームは「適切」、リノベーション集団は「卓越」と言えるかもしれない。たった10坪の日本橋にある問屋跡地をリノベーションしておしゃれなクリエート拠点に仕上げていた。家賃10万円の家賃で、マスコミも注目する拠点に仕上げていた。
 都心ならずとも大家が自ら所有する不動産の始末に困っている。アパートは築15年を過ぎると修理費ばかりがかかってしまう。修理したところで、新築の同じ家賃の賃貸物件にはかなわない。
 「適切」に修理するより、他にも負けない「卓越」が必要なのだ。