晋作をなぜ好きか?

明治維新の前に死んだからさ!
晋作の望んだ世直しは、明治維新のようではなかった、と思う。
「面白きなき世を面白く」と言って死んだというのはどうも脚色らしい。辞世の句ではなく、彼の生き方そのもので、元気なうちに書き残したものらしい。「すみなすものは心なりけり」、そばに仕えた女が付け加えた下の句、「好きに生きたあなた、心豊かなあなた、だからそばにいてよかった」と解釈していいのだろうか。