住宅に関する世論調査

内閣府による調査によると、街中や都市の中心部よりも郊外に住みたいと回答した人が多いことが分かった。「緑や水辺など自然環境」や「日当たりや風通し」といった住環境のよさが高い支持を得た。
裏を返すと、郊外で住宅を供給する我々業者は、緑も水辺もなく、日当たりは悪く風通しも悪い住宅を作れば誰も見向きもしないということにもなる。理想的な敷地面積は、150から200㎡という回答が多い。70㎡そこそこで、三階建てが多くなった横浜中心部は、郊外というより街中ということになるのだろうか。いずれにしても、郊外型住宅供給には、まだまだ需要があり、便利さを提供するペンシル型住宅の重要は切迫していると見たほうがいい。比較的低価格で供給するために敷地面積を切り刻み、居住性より利便性を優先する、それにはそれで需要はあるだろうが、将来的には業者自らの首を絞める結果となる。
たとえば、横浜から25分のここ本郷台や、ひとつ手前の港南台から徒歩10分以内くらいで定期借地権を活用すれば理想的な住宅を提供することができるかもしれない。