車検期間延長

最近はあまり車に乗らないから少し関心も薄くなったが、現在政府の規制改革・民間開放推進会議で車検期間の延長問題が取り上げられている。車検は新車で3年その後2年ごとに義務付けられているが、車検では法定点検項目などの整備と、なんと言っても重量税の納付と、強制保険の更新が行われる。税や保険については、車検期間を何年にしようが年額で徴収するわけだから、別の徴収方法をとれば良い。
規制改革・民間開放推進会議が新車については4年、その後3年ごとと期間延長を答申しているにもかかわらず、国土交通省は、全体の交通事故から整備不良を原因とする事故の発生率を持ち出し、「車検期間延長のメリットはない」と断じている。いったい誰のためのメリットがないと言うのだろうか。車検には、多くの関連業者が関わっている。確かに彼らの仕事は減る。彼らにはまったくメリットがないばかりか、冗談じゃないという話になるだろう。しかし、待って欲しい。日本の車は、まったく整備しなくても10年は安全に乗れると言われている。足回りのネジが緩むなどは、一昔前のこと、現在の車検時にそんな話は聞いたことがない。タイヤの山のチェックだとか、エンジンオイルのチェック、ベルトの緩みなど、普段の点検で間違いなくチェックできる項目ばかりだ。半年ごとの定期点検で、間違いなく車両の安全は保てる。
国土交通省は、時代遅れの言い訳をしないで、ユーザの負担の減らすことだけを考えて欲しい。