薬用部分

花期の地上部 根茎 (十薬、重薬)
地上部の全草、根茎を刈り取って水洗いして日干しにして乾燥させます。
成分
独特の臭気成分は 精油のデカノイルアセトアルデヒト等で、他にラウリルアルデヒト、メチルノニルケトン、フラボノイドのアフゼリン、クエルシトリン、イソクエルシトリン、カリウム塩等が 含まれています。
効能/利用
全草を花期前に採取して乾燥させたものを十薬と言います。煎服します。
体を温め風邪 便秘 利尿 高血圧 動脈効果の予防効果が あると言われてます。又、浴湯料に用いるとあせもや湿疹たむしに効くと。腫れ物には全草の葉を火にあぶってはると良く効きます。虫刺されには生葉のもみ汁を塗ると良い。
根茎は、ゆでて水に浸すと臭いが無くなり食用となります。白癬菌ブドウ球菌等にも有効で抗菌力や制菌力が非常に強くあるとされています。解毒、解熱、消炎薬として用いられています。辛い冷え性には非常に良く効くと言われてます。
使用法
1日量5g〜10gを、水800〜900mlで煎じ3回に分けて服用します。(ミルサーで乾燥十薬を粉末にして熱湯を注ぎます)毛細血管を丈夫にする作用があるため、便通を良くしたり、動脈硬化の予防、急性腎炎等にも効果があります。
おできには、生の侭茎葉をすりつぶして患部に貼ります。おできや、ただれ、蓄膿症、痔等、広く応用することが出来ます。