大型外資が買い漁る

日本の不動産が狙われている。先行して乗り込んだ米保険大手のAIGが独自に不動産開発をしていたアーバンコーポレーションと組んで、大阪、東京の一等地の土地、あるいは古くなった大型ビルを買い取る。すべて不動産流動化手法を使う。
日本の不動産情報は、外資にはわかりづらい。日本で実績を持つ開発業者と提携するというのが手っ取り早いらしい。
中小不動産業者は、情報の入り口として機能するが、出口にはからきし弱い。束になって不動産流動化手法を使うプレイヤーにならなくはならない。でもしないと、身の周りの不動産は、すべて外資と大手不動産開発業者に食いつぶされてしまう。
中小零細業者の辞書には「団結」「協調」「連携」「分配」という言葉がないからつらい。