蔵王のお釜 芋煮 山寺

toshiaki_yamai2006-10-20

昨日の全国不動産会議山形県大会を終え、今日は市内観光オプションツアーに参加した。
集合時間をしっかりと確かめもせず、勝手に8時50分駅前集合と決め込んで40分に行ったら、なんと30分に出発という予定だった。41名の同行の皆様にご迷惑をおかけし、ツアー参加となった。こんなことは初めてだが、先日の取引主任監督員の件でのチョンボもあり、最近は氣が抜けている。しっかりしろ!と自分を叱った。他県本部の皆さんと一緒だったが、研修会の講師などを務めていたおかげで、顔見知りも多く、遅刻した自分を温かく迎えてくれたのは嬉しかった。
午前中は、蔵王のお釜へ向かった。八合目あたりのリフト乗り場くらいまでは何とか紅葉を見ることができたが、それから山頂までは、すでに紅葉は終わってしまっていた。しかも、風が強くリフトも乗れない。バスで、展望台のある山頂まで行ったが、肝心のお釜は霧に隠れて見えなかった。風も強く、震えるような寒さだった。
早々に下山して芋煮を食べた。下山のころから雨が降り出し、テントでの会食となった。50人分を煮込んだ鍋から、発泡スチロールのどんぶりに盛り、一行に配られた。調理するのは地元のおじさんたち、毎年2ヶ月間のアルバイトらしい。定期観光バスも立ち寄るコースとなっており、シーズンの儲けは大したものらしい。
芋煮は、里芋、ねぎ、こんにゃく、しいたけ、それに米沢牛を入れ、まきで煮込んだもの。並んだ調味料を見ると、味付けは醤油と、みりん、それに酒があった。砂糖や塩は見なかった。熱々の里芋は、なかなか冷めず、猫舌には骨が折れるだろう。お変わり自由で何杯でもと言われるが、自分は一杯で十分だった。寒い蔵王から降りてきた我々にとっては、絶品の昼食となった。
雨が止み、山寺に向かった。芭蕉が「静けさや 岩に染み入る 蝉の声」と詠んだ山寺だ。奥の院まで千段以上の階段を上った。汗をかきかき上ったが、上って後悔しない見事な寺だった。霞がかかり、絶景は今ひとつだが、絶壁の上から周囲の山々を見るとなんともいえない雄大さを感じた。もう一度行きたくなる山だ。