中央大学ホームカミングデイ

toshiaki_yamai2006-10-22



年に一度、中央大学では、卒業生が母校に集まる日。50年卒業生の会、白門50会では、年間事業として参加している。50年当時は、中央大学駿河台に校舎があった。現在の多摩校舎は、昭和52年頃に開校した。東京23区内に大学は創ってはならないという悪法により、中央大学は多摩移転を余儀なくされた。同じ駿河台にある明治大学は、本校舎を建て替え、高層ビル化した。2年間の教養課程学年だけを、多摩や、和泉校舎で行い、専門課程になると本学に戻るというやり方をしている。
東京の大学に行きたいと言う、全国の高校生には、中央大学は東京の大学のうちに入らない。あくまでも八王子、多摩の大学なのだ。かつての中央大学を知る人もどんどん少なくなる。神田神保町がそばにあり、空いた時間に本屋で時間を過ごしたり、明治大学裏のジャズ喫茶に行くこともあった。
多摩は、キャンパスとしては立派なものだが、周りに何もない。ちょっと、原宿へ、新宿へ、渋谷へと思ってもなかなかそうは行かない。東京に期待する地方の学生には魅力が薄いのかもしれない。受験生の少なくなるこれから、多くの大学と伍して学生を集めるのは並大抵のことではない。125周年を迎える、伝統ある中央大学をこれからも守るため中央大学の魅力を、多くの人たちに知ってもらうことを、卒業生はホームカミングデイに参加し、新たに誓うのである。
駅伝、野球、水泳、すべてのスポーツ選手にも頑張ってもらわねば。