落ち葉

落ち葉の季節になった。本郷台駅に続く、いたち側沿いの道には、銀杏を落としたばかりのイチョウの木や、はなみずき、欅などの木々が、絨毯を敷き詰めるように葉を落とす。
自然の法則とは凄い。太陽の陽が弱くなると、葉緑素を作る光合成の効率が悪くなる。それでも葉に栄養を送り続けるのは、せっかく摂った水と栄養が生産性の悪くなった葉に送られ、余計な投資となる。だから、自ら葉を落とし、コストを落とすわけだ。
無駄なものは落とす、捨てるに限る。無駄と分かっていても未練がましく、捨てきれないのは人間が自然界の法則に素直になれないからか。自然の賢さに少しでも近づく努力をしよう。