SNS

ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS)を、WEDGE7月号で知った。アメリカ発のこのサービスを、ANAがやっているというので覗いてみた。blogは、個人が発信する情報で成り立つが、SNSは、顧客同士のネットワークを提供企業がサポートし、ある意味コントロールしている。カテゴリーに顧客を分離し、そのカテゴリーごとの情報がより深くなるように工夫してある。
ANAに参加できるのは、マイレージ会員のみで、身元も明らかだから無責任な非難中傷、他を誹謗するコメントは存在しない。その点、安心できる。ANAでは、グルメ、温泉ほか、いくつかのカテゴリーに分け、その話題で盛り上げる。MY　PAGEも用意され、日記も作成できる。日記を作成し、更新するとポイントが付く。
ANAのほかにも、ダイエット食品の「リエータ」は、女性限定の「会員制ダイエット支援コミュニティー」。ヤマハも「プレイヤーズ王国」もSNS機能を持っている。「ハーレー」も、SNSに集まった会員が、ツーリング情報や、オートバイのカスタマイズのサポートなど顧客主導で会員が増えている。
マスマーケッティングの限界が見えてきて、同じ趣味趣向を持つもの同士のコミュニティーを支援し、ニッチなマーケットを開拓しようとする企業の思惑、面白い試みだと思う。
不動産屋でもいけそうだな。1000万円も投資すれば、面白いものができるかもしれない。協会で検討してみよう。